更新日:2010年11月24日
三木武夫首相
私が外務省に出向して在米大使館にいたとき、三木総理の初の訪米にあたって接遇総括を命ぜられた。実はそれより前、前任の田中角栄総理が訪米した際、田中氏の秘書の責任者が束になった現金を持ってきたことがあった。それとは異なり、三木総理は一銭も置いていかなかった。当然だ。帰国して法務省に戻ってまもなく、ロッキード事件が発覚、訪米交渉を行うにあたり、三木総理の指揮を受けた。
政治基盤の弱い三木氏は、常に国民の意向を最優先して、判断した。 正しい姿である。カネとカズで政治を動かしてはならない。
(講談社「週刊現代」−10月30日発売号・掲載 私が敬愛する「幕末維新以後の日本人」)
[日付は更新日]
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